東機工蒲田支部 講演会報告

2009年6月15日、大田産業プラザPIO 6階集会場にて研究部主催の講演会を開催しました。
定刻PM7時より宮川支部長の挨拶に続き、講師に辻村國弘氏を迎え「多彩な世界遺産」をテーマに講演が行われました。
地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から引き継がれた貴重な世界遺産について、映像表現を交え説明されました。


世界遺産創設のきっかけとなった、アスワン・ハイ・ダム建設に伴うヌビア遺跡のアブ・シンベル神殿移築など文化遺産から、ガラパゴス諸島などの自然遺産について。 法隆寺地域の仏教建造物・姫路城の登録から始まった日本の世界遺産14件などについて説明されました。
アウシュヴィッツ-ビルケナウや原爆ドームなど文化遺産が負の遺産(※)といわれることも紹介されました。
また製作に携われたテレビ番組「世界遺産」のお話もありました。
そして登録された世界遺産の中には、武力紛争や自然災害・都市開発に加え観光客の増大や外来生物によって重大な危機にさらされているものもあります。
人類のたからものである世界遺産を未来へ引き継ぐため、保護・保存・整備の重要性を訴えられました。
※講演中にありました「負の遺産」といわれる言葉について、 社団法人日本ユネスコ協会連盟では、” UNESCOが採択している世界遺産条約及び世界遺産条約履行のための作業指針の中で、 「負の遺産」を定義している記述はなく、正しい英語表記等も存在しません。 ” また ” その言葉の持つ意味が大変、ネガティブなものであり、またUNESCOの条約等にも定義されていないことから、「負の遺産」という言い方は極力避けています。 ” といわれています。

 
 
会場入口にて辻村國弘氏と小林研究部長   小林章彦研究部部長
(日章機械)あいさつ
  宮川支部長あいさつ
 
 
熱心に聞き入る受講者のみなさん   辻村先生を紹介する小林部長   講演風景
       
御礼の言葉を述べる高津本部副理事長(高津伝動精機)        

参考画像(ウィキメディア・コモンズの画像につきTBS世界遺産のものではございません)
   
アブ・シンベルからフィラエ
までのヌビア遺跡群
(エジプト)
  イエローストーン国立公園
(アメリカ)
  フィレンツェ歴史地区
(イタリア)
 
 
古代都市パレンケと 国立公園
(メキシコ)
  ガラパゴス諸島
(エクアドル)
  エローラ石窟寺院群
(インド)
 
 
姫路城
(日本)
  アウシュヴィッツ-ビルケナウ ナチスドイツ強制絶滅収容所
(ポーランド)
  アテネのアクロポリス
(ギリシャ)

講師略歴

辻村 國弘 氏
1944年 東京生まれ
1968年 東京大学経済学部卒 NHK入局 福島放送局赴任
1972年 TBSに移籍 報道局ラジオニュース部配属
1980年 ドキメンタリー番組「報道特集」のディレクターを担当
1989年 「筑紫哲也ニユース23」のスタートと共にデスク担当
1996年 番組「世界遺産」のスタートと共にプロデュサーに
2006年 番組10周年を機に退職
その後も「世界遺産」について公演や原稿の執筆などを続けれています